平成29年度岐阜県障害者虐待防止・権利擁護研修が終了しました   <管理者・障がい者虐待防止マネージャーコース編>

厚生労働省が主催する「障害者虐待防止・権利擁護指導者研修」の伝達研修を、下記のとおり開催いたしました。
県における研修は、毎年、上記の国研修プログラムの中から、県の実情に合わせて必要な講義等を伝達します。
今年度は「良い支援をするために」をテーマにプログラムを組み開催しました。

【日時・会場・参加者数】
・平成29年12月 6日(水) 中濃総合庁舎      参加者81名
・平成29年12月14日(木) テクノプラザ      参加者101名
・平成29年12月20日(水) 不二羽島文化センター  参加者121名

【内容と参加者の声】

講義1 「障害者虐待防止法の概要」  岐阜県障害福祉課
(アンケートより)
・障害者に対する虐待防止法の成立が他の分野に比べて遅いため、もっと広報啓発していく必要があると思った。
・知っている内容ではあったが、何度も聞かなければいけない話だと感じた。
・通報件数が少ないと知った。実際には通報しなければならないが、できないケースもあると思った。

講義2 「施設・事業所における虐待防止体制の整備」
講師;社会福祉法人同朋会 障害者総合生活支援センタークロス 相談支援専門員 絹谷栄策 氏
(アンケートより)
・グレーゾーンを皆で意識する大切さを感じた。早期発見につなげたい。
・虐待を組織として防止していかなければいけないことがよくわかった。
・風通しの良い施設づくりの大切さを実践していけるようにしたい。
・自分たちで気づかない「小さな権利侵害」にどれだけ気づけて、認められるかが重要だと思った。
・事業所内で実際に虐待防止のための取り組みを行う上で、とても興味深い話が多かった。
・隠さない、認める、通報するという職員の意識付けが大切だと思った。

演習  「良い支援をするために~事例を通して考えてみよう!」
(アンケートより)
・他の方の意見を聞くなかで自分が気づかなかった視点の発見ができた。
・自分としては反省を感じつつ、自らをかえりみる研修となった。刺激になった。
・利用者を深く知ること、信頼関係の大切さを改めて感じた。
・アセスメントの重要性を再確認できた。虐待をなくすには、本人の障害特性を充分理解することが大切だと思った。
・参加者の職種ごとに視点が違っていて勉強になった。多面的に本人をとらえることが大切だと思った。

講義3 「虐待防止マネージャーの役割〜施設・事業所における虐待防止研修の進め方」
講師;医療法人同愛会西濃病院 精神保健福祉士  吉田陽子 氏
(アンケートより)
・伝達することのむずかしさを学んだ。自分自身がしっかり理解しっかりしないと上手く伝えられないので、もっと頭に入れたいと思う。
・伝えるだけでなく、理解してもらい実践してもらうことの大切さを痛感した。
・模擬研修では、普段の業務を思い浮かべながら話ができた。良い機会だった。
・自分が虐待の内容をしっかりと理解してないと人に伝えることは難しいと感じた。
・講義が分かりやすく、伝達研修で伝えるべき5つのポイントも良く理解できた。
・伝えることのむずかしさを感じる。

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